夜、9時過ぎ
「電話がつながらない、コレ見たら連絡して」
とJちゃんからメールが着た。

…ちょっと様子がおかしい。
彼は鼻炎もちだけど、さらに鼻声。
鼻すすりすぎ。

かりてたビデオも返そうと手にとり、家を出た。

家の前にJちゃんが車で待機してた。

「ごめんな、夜遅くに。手間とらして。すぐ終わるから」

と言って車を出した。

けれど、ずっと黙ってる。

信号待ちの時ポツリと言った。

「彼女と別れてきた」


かなり驚いた。
だって彼、Jちゃんはこないだ
「いけないことかもしれないけど、絶対に許されることではないけど、このままの関係でいたい」
と言ったから。

あたしはJちゃんの彼女の気持ちがすごくよくわかるから、またわんわん泣いてしまった。
すごく止めたらしい。
あたしもそうだった、去年の10月…
彼に別れたいと言われたとき。

今日はJちゃんも泣いてた。
彼女を送っていくときに彼女はすごく明るく振舞っていたらしい。
きっとそんな彼女を見て、やるせなく、せつなくなったんだろうな。

あたしは

「もう…答は出てるんだ。ただ、あたしはすごい臆病ものだから、すごい卑怯者だから、口に出せないだけ。あたし、強くならなきゃいけないね。」

とJちゃんに告げて車を降りた。

大丈夫。
不安はあるけど、迷いはない。

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