2000年冬、モーニング娘。第4期メンバーオーディション。
その中に彼女達はいました。
1人は関西弁で大人びてる子。
1人は東京弁で舌っ足らずな子。
2人ともすっごくかわいいけど、正直前者の関西弁の子は小生意気で好きになれなかった。
厚底靴を履いていて髪が茶色い小学生なんて好きになれなかった。

お寺での合宿、東京弁の舌っ足らずな女の子は「おばけが出そう…」と小学生らしいリアクションがかわいかった。
でも、1人1人のコメントの時、関西弁の子が話し掛けてくると困っていた。
あたしはこの時点でもう、この東京弁で舌っ足らずに話すこの子の大ファンだった。

でもやっぱり関西弁の子のことは好きになれなかった。

そしてオーディションの結果発表の時。
関西弁の子は、神奈川の子の後に、2番目に名前を呼ばれた。
次はあの東京弁の舌っ足らずな子でありますようにと祈りながらブラウン管を見つめた。
だけど名前を呼ばれたのはつんくに天才的美少女と絶賛されていた埼玉の女の子だった。

あぁ。。。あの子は落選しちゃったのか。。。
そんな気持ちになった直後

「追加メンバーがいます」

とのこと。

あの子だった。
あの舌っ足らずさがすごくかわいいあの子だった。
八重歯がかわいいあの子だった。

そのうちすぐなぜかしらないけど、関西弁の子のかわいさにやられて以後あたしはこの関西弁の子が1番大好きになる。
もっとも2番目の舌っ足らずちゃんとの差はあってないようなものだけれど。

関西弁の子はドラマに出るようになった。
ユニットでセンターを取るようになった。
ネタ博士になった。
ちょっと太った。

舌っ足らずな子は食いしん坊キャラを確立してた。
映画に出演した。
そしてやっぱりちょっと太った。

その間いろんなメンバーの卒業や加入があったけど、あの子達は精一杯活動してた。
受け入れたくないものも受け入れてがんばったんだと思う。

夜も昼も寝ないでよくがんばってるなと思う。
本当だったら友達と遊んで、恋をして、男の子と付き合ったりもしたいと思う年頃なのに。
でもそれがあの子達が選んだ道だからしょうがないんだと思う。
だからこそがんばってるんだと思う。


お互いがソロで出した写真集も好調の中明けた2004年。

あの子達はこのグループを去ることになった。

2人でユニットを結成することになった。

事務所側の真意なんて知らない。
けど表向きは彼女達の実力を考えてのことだそうだ。
ショックだった。
なぜなら、あたしはあの子達のファンである前にそのグループのファンだと豪語するようになっていたから。


けれど自分がどうこう言ってもあの子達は今夏から2人で歩き出すという事実は変わらない。

それなら今までどおり応援していこうという気持ちになった。


関西弁の子の名前は加護亜依。
お人形みたいにかわいくて、少ないネコ毛がかわいい女の子。

東京弁の舌っ足らずな子の名前は辻希美。
ポニーテールが似合って、大きな瞳がかわいい女の子。


そしてあの子達が属するアイドルグループとは

モーニング娘。



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